リアルワンマイライフ

50歳の節目にセミリタイヤし、中国での留学生活を送る日々

中国春節除夕(大晦日)

今日2月4日、中国では除夕(大晦日)だ。明日が元旦で10日まではどこもお休み。

この春節期間中、中国にいたら大変だ。買い物、食事、カフェなどほとんどのお店が閉まっているから。ただ、近年になって少し様相が変わってきていると聞いた。

特に深センなどはもともとの地元民が少なく、外部から移り住んだ人達が大半なので、両親を呼びよせて生活の基盤を移した人は故郷へ帰らない人も増えたようだ。

それしても日にちをずらしてきたとはいえ、民族大移動の様相は変わらないようだ。

この春節期間は中国人にとって、家族と会って年を迎えるという年間を通じて最も大切な時期だからだ。

沿岸部は先に経済発展してきた都市が多いが、上海を筆頭に深センも比較的裕福な人が住んでいるエリアだ。この時期、故郷へ帰る人たちもいる一方で海外へ羽をのばす人たちもいる。日本人駐在員の仲間が言っていたが、「せっかく、中国の喧騒を離れてアジアのリゾートでのんびり過ごそうと思っていたのに、どこも中国人観光客ばかりだった。」となげいていた。

生まれ育った環境や文化の違いもあるだろうが、中国人はところかまわず声が大きい。中国語がいやおなく耳に入りこんできてしまう。仕事や中国生活での雑多なことを思い出してしまうのだろう。リラックスした気持ちがさめてしまったといっていた。

この春節期間中は、年越しのあいさつなど微信we-chat(日本版LINE)により、入ってくる。各々、思い思いの言葉やスタンプなどを利用してだ。

個人的にメッセージが来た場合には、親しい仲間のみに返信し、挨拶するようにしている。この時期の連絡で多いのは、南国リゾートの五つ星ホテルから、ゴージャスな料理を写真入りでアップするのが多い。それと日本帰国後の旅行などからのものもある。

以前はこのようなリア充満点の写真入りモーメンツを見たら、羨ましい気持ちがあった。今はそれほどでもない。たまにはそういうのも気分転換になっていいのかもしれないが、今は日本の滞在に満足だ。

欲をいえば、この時期の日本は寒いのと日没が早く暗いのが難点だが、それは冬なのだからしょうがない。

もう少し暖かくなったら、アジアのどこかへ旅へ出ようと思うのだろうけど。

てつ