中国留学を継続するか否か?
今日は世間的にはバレンタインデイだ。中国の場合は、男性から女性に花束や贈り物をするのが一般的だ。何か商業的なイベントがあるとたいてい男性から女性へプレゼントすることになる。
今年は日本滞在中のため、プレゼントはしなくてすみそうだ。
ただ日本に親しい女性がいないので、義理チョコももらえない。
中国関係と言えば、伊藤忠商事の社員が広州の公安当局に一年近くも拘束されているというニュースが飛び込んだ。なぜ今になってニュースになったのかはさておき、これでまた中国リスクが高まるのは間違いない。
私事でいえば、3月から始まる深セン大学での語学留学をどうしようかと悩む。私のような下っ端は、公安当局も眼中にないだろうが、反日気運が盛り上がって被害が飛び火するのは避けたい。
せっかく仕事はせずに自分がしたいことをするという立場を手に入れたのに、ここにきて中国語留学を中止にせざるをえないのだろうか?
たしかに身の安全を優先するのがいいと思う。
日本にいれば、衣食住が確保できているし、何より安全だ。
中国に戻れば、空気、食事、交通・移動(中国では交通事故が多い)、人々のマナー、言葉の問題等々がストレスとなっておそいかかる。
もともと仕事で赴任していたわけで、業務上やむを得ない状況で滞在していたわけだ。
なので現状でいえば、特に中国で語学留学をして、キャリアアップを図ろうなどこれっぽっちも考えていない。そもそもこれ以上、中国において仕事をするつもりもないのだから。
日本へ帰国してじっくり考える時間ができたから、そう思えるようになったというのが正しいのだろう。
それと実家に戻ったのでよくわかってきたことなのだけれども、母親ももうすぐ80歳を迎えて介護も必要になってきそうだということ。
今後のことをどうするか早急に考えないといけない。深セン大学の授業料は前納してしまったので、返金されないが仕方がない。今月か来月には一度戻って、賃貸しているアパートの退去やら、お世話になった方々へのあいさつ回りなどしていくことを考えてみようと思う。
てつ
孤独という病
孤独とは、他の人々との接触、連絡がないことをいい、英語だとsolitiude。
自分が一人であると感じる心理状態を孤独感といい、英語はlonliness。
病は気からというが、孤独だと精神的な面から健康を害すらしい。
そもそも孤独とはなんだろう?
人によって孤独の意味や感じ方は、当たり前だが違う。
人里離れた山奥で一人ぼっちの生活をしていても、孤独とは感じないひともいる。
街歩きしていて喧騒の中にいても、人肌恋しく感じるときには、だれでもいいから話せる人がそばにいたらと思うかもしれない。人込みの中の孤独感というのだろうか。でもそれはいっときのことだ。
人間関係の煩わしさに嫌気がさして、群れから飛び出した身には逆にストレスから解放されたと感じる方が強いだろう。
セミリタイヤを自ら選んだ側にとっては、人間関係の軋轢などからくる圧迫感のほうがよほどストレスだろうと思う。
おそらく孤独に感じる人たちは、定年退職により組織の一員としての役割を終えてしまった退職者たちで、社会から必要とされていない「終わった人」になったことによる虚無感によるものではないだろうか。
ただ、社会的に必要とされていない、だれからも愛されることもない、自分のことをだれもわかってくれないという気持ちが芽生えてしまうと始末におえなくなるだろう。
せっかく、健康のためにタバコは吸わず、お酒も極力控えて、食品添加物をさけて、肥満にならないように運動しても、孤独感から病になってしまってはもともこもない。
孤独がどれほど健康への影響を及ぼすのかはわからない。
所詮、人はひとりで生まれてきて(母体はかりるが)、ひとりで死んでいく。
答えなんてない。結局は自分でどのように生きていくかを決めていくしかないと思う。
てつ
スーパー銭湯にて
地元近くのスーパー銭湯(日帰り温泉)へ行ってきた。今日はこの施設のイベントで男性が1000円で入浴できる日だからだ。
このスーパー銭湯という名称だが、何がスーパーなのかわからない。でもおおよそどういうものなのかは、日本人成人であればおおよそ想像できると思う。
私がよく行く施設は、男女別入浴施設、映画館、ゲームセンター、ボリタリング、カラオケ、食事処などがある。
場所は駅からは遠く、幹線道路沿いにあるローカル色が濃い老人が好みそうな感じの所だ。
入浴施設にはお決まりのサウナ、塩サウナ、水風呂、露天風呂、五右衛門ぶろ、あかすり所などがある。これで何時間いても1000円なのだ。中国深センだとこのような施設をこの金額で利用することはできないだろう。
セミリタイヤの身にとって、1000円は安くはない出費だ。でも日本へ本格的に戻ったら、隔週くらいでは利用しようかなと思っている。
サラリーマンとして働いているときは、よくマッサージを利用していたが、今はストレスを感じないせいか、特に重い筋肉痛などにはならないみたい。
なのでマッサージのお世話になることはない。
中国ではシャワーばかりだったので、その反動で、家でも毎日お風呂に入っている。日本人なら当たり前なんだけど。
帰路、自宅近くの公園で二人の小学生くらいの子供がサッカーをやっていた。夕方近くだったろう、学校の校庭でもない公園といってもサッカーができるような場所ではない。たまたま自宅へ向かう途中なので、彼らに近づいていくと聞きなれない言葉だった。おそらくポルトガル語か、スペイン語かと思われる。
日本へ来たばかりなのであろうか?
公園の向かいには公営住宅が建っている。この団地に住んでいるのだろう。
近所の人がこの団地の入居条件は所得の低い人が優先だと言っていた。
日課になっている散歩コースにある公園なので、よくわかるのだが、いつもは地元の小学生が遊んでいる場所でもある。今日は比較的暖かかったのに日本の小学生たちは遊んでいなかった。
ふと思ったのだけど、この外国人の子供たちは兄弟で、まだ地元の小学校へ通学していないのかなと考えた。子供だと国籍に関係なく、通じ会うのも時間はかからないと思うからだ。男の子の場合、サッカーなどをしていればなおのこと。
散歩コースに入っているにもかかわらず、いまさらながらに気づいたけど、この公営団地の住人には外国人が多い。
大学もある学園都市なので、留学生も多いが彼らは大学近辺に住んでいる。
ここの住人は、大学を卒業して日本で就職した人なのか、日本に働きに来たのか、思いを巡らせてみる。散歩ですれ違った人を思い出してみる。
ロシア人、インドかスリランカか、バングラディシュ人、韓国人、中国人、ベトナム人、イギリスか米国人などなど。
まあ圧倒的に多いのは中国人だったけど。
これからの日本は、移民に頼らないといけなくなるのかなと関東の田舎町で思うのであった。
てつ
中国春節除夕(大晦日)
今日2月4日、中国では除夕(大晦日)だ。明日が元旦で10日まではどこもお休み。
この春節期間中、中国にいたら大変だ。買い物、食事、カフェなどほとんどのお店が閉まっているから。ただ、近年になって少し様相が変わってきていると聞いた。
特に深センなどはもともとの地元民が少なく、外部から移り住んだ人達が大半なので、両親を呼びよせて生活の基盤を移した人は故郷へ帰らない人も増えたようだ。
それしても日にちをずらしてきたとはいえ、民族大移動の様相は変わらないようだ。
この春節期間は中国人にとって、家族と会って年を迎えるという年間を通じて最も大切な時期だからだ。
沿岸部は先に経済発展してきた都市が多いが、上海を筆頭に深センも比較的裕福な人が住んでいるエリアだ。この時期、故郷へ帰る人たちもいる一方で海外へ羽をのばす人たちもいる。日本人駐在員の仲間が言っていたが、「せっかく、中国の喧騒を離れてアジアのリゾートでのんびり過ごそうと思っていたのに、どこも中国人観光客ばかりだった。」となげいていた。
生まれ育った環境や文化の違いもあるだろうが、中国人はところかまわず声が大きい。中国語がいやおなく耳に入りこんできてしまう。仕事や中国生活での雑多なことを思い出してしまうのだろう。リラックスした気持ちがさめてしまったといっていた。
この春節期間中は、年越しのあいさつなど微信we-chat(日本版LINE)により、入ってくる。各々、思い思いの言葉やスタンプなどを利用してだ。
個人的にメッセージが来た場合には、親しい仲間のみに返信し、挨拶するようにしている。この時期の連絡で多いのは、南国リゾートの五つ星ホテルから、ゴージャスな料理を写真入りでアップするのが多い。それと日本帰国後の旅行などからのものもある。
以前はこのようなリア充満点の写真入りモーメンツを見たら、羨ましい気持ちがあった。今はそれほどでもない。たまにはそういうのも気分転換になっていいのかもしれないが、今は日本の滞在に満足だ。
欲をいえば、この時期の日本は寒いのと日没が早く暗いのが難点だが、それは冬なのだからしょうがない。
もう少し暖かくなったら、アジアのどこかへ旅へ出ようと思うのだろうけど。
てつ
2019年2月1日に思う
2019年になったと思ったら、あっという間に一か月が経ってしまった。記憶の許す限りだが、今までで一番早く時が過ぎるのを感じる。セミリタイヤしてからの方がなぜ時間が経つのが早く感じられるのだろうか。早いというか、時間をいとおしむようになったからなのか。それとも時間を自分のために使っているという充足感からなのか。
今は自分のため、家族だけのために時間を使っているだけだ。社会活動、消費活動、ボランティア、誰かしらのための活動などしていない。
自分がこの日本に住んでいて、役にたっていることはないだろう。わずかな税金、わずかな消費(食費)だけだ。いてもいなくても大差がない。
自慢ではないが、昔はこんな自分にも好意を寄せてくれる奇特な女性がいた。本当にありがたいことだ。その女性に対して、みずから音信不通にし、関係を一方的にたってしまった。今思うととんでもない身勝手で許される行為ではない。まったくどうにかしていたのだろう。精神的におかしくなっていて、自分で正常な判断力が欠如していたんだろうか。彼女には本当に申し訳ないことをしてしまった。
お互いがバツイチ同士だったこともあり、話のネタが共通していた時でもあったので、関係が深まるのが早かった。その当時はもう二度と離婚を経験したくない一心だったので、彼女が日に日に関係を近づけてくるのを感じ、距離を置くようになってしまった。
人生タラレバはないが、あの時彼女とうまくいっていたら、その後の人生の転機になっていたかもしれない。もう今さら悔やんでも仕方がないことだけど。
でも今が一番心の安穏を感じて日々をおくれている気がする。時間が過ぎるのを早く感じるのは、年のせいばかりだけではないだろう。
人生の転機は受験、仕事、転職、転勤(海外赴任)、結婚、離婚など人によってさまざまだと思うが、結婚だけは大失敗だった。
その大失敗の記憶がまだ体で覚えていたのだろう。彼女との別れについてはそう思うようにしている。
「人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する。」 アルマン・サラクルー
てつ
50歳からの生き方
50歳からの生き方で大切なことを三つあげると、1.健康、2.カネ、3.パートナー(伴侶)だそうだ。なるほど、確かに健康でなければ生きていけないし、お金がなければ生活できない。そして、パートナー。これは精神的な意味合いがあるのだろう。
最近読んだ本からの受け売りだが、自分にあてはめてみると、日ごろ気を付けている、もしくは考える時間の長さからいうと同感できる部分がある。
ただ、3番目のパートナーというのは、妻、恋人などのことをさすのだろうが、独り身の方が楽でいいという人もいるだろう。
セミリタイヤした人というよりも、定年まで勤め上げて退職した人を対象にしているのかもしれない。一般的に夫婦世帯が多い気がするからというだけの理由からだ。
個人的なことを話すと自分はバツイチなので、一度はパートナーがいる生活をしていた。たしかに良い時期はあったが、自分は単身のほうが性に合っているようだ。
自分勝手のようだが、イイ女であれば文句はない。それならばパートナーがいた方がいいかもしれない。でも妻よりは恋人のままのほうがいい。
そのうえ、同棲はしない別居で、お互いの生活を尊重できる方がよいと思う。
経済的自立を双方がしている関係がいい。内面まで干渉されることもなく、片方によりそうわけでもなく、相手の立場を尊重できる関係が理想だ。私の少ない経験上、まずそのような関係でもよい女性に巡り合うことは難しいだろう。
ということで3番目のパートナーについては、現在のところ幸せの生活をおくるうえでの大きな要因にはなっていない。
てつ
新しい仕事体験
前からIot(モノのインターネット)について、ネットや本で調べてみたが、これがどのような仕事になるのか気になっていた。
自分は主に営業と人事関係を仕事にしてきた。
IT関係とは程遠い。
何かネットでできる仕事はないものか、副業でもいい。会社員時代からそういうものに興味はあった。
ワークスタイルとして、海外旅行をしながら自由に仕事ができるノマドスタイルにあこがれていた。
IT関連の仕事でないと難しいだろう。例えばAmazon中国輸出入などの副業やプログラマーなどのフリーランス。だけどこの分野については全くの素人だ。
その当時はそこで思考が停止してしまった。
深セン大学で語学留学している仲間にネット関連のフリーランスの仕事をしている人がいた。彼は授業が終わるとwifiが使えるカフェへ行き、マックで仕事をしていた。
日本でフリーランスをしていた時の知人から仕事を依頼されているといっていた。
仕事というと大変そうだが、好きでやっているといい、ちょっとしたおこづかい稼ぎになっていたようだ。よく中国国内を旅行していた。
このようなワークスタイルならば、セミリタイヤしている身であっても、趣味のような感じで新しい知識も学べていいかもしれないと思った。
まずはどのように学べるかネットで調べてみた。ネットで学べるサイトや学校があったが、まったくの素人なので初歩的なことやわからないことを直接講師に質問したい。
そこで職業訓練校にこのような学科があることを知った。
スマート情報システム、組み込みソフトウエアなどのコースがあり、年齢制限はないそうだ。他のICTエンジニア科は45歳未満が対象らしいので受講はできないみたい。
直近では4月開講コースがあるみたいだが、残念ながら語学留学の春期コースがあるので、帰国してからになってしまう。
特にバドミントンと読書以外、やりたい趣味がみつからないので、語学やIT関連の知識などにトライしてみて、自分の適性というかやりたいことを探していきたいと思う。
てつ