リアルワンマイライフ

50歳の節目にセミリタイヤし、中国での留学生活を送る日々

2019年2月1日に思う

2019年になったと思ったら、あっという間に一か月が経ってしまった。記憶の許す限りだが、今までで一番早く時が過ぎるのを感じる。セミリタイヤしてからの方がなぜ時間が経つのが早く感じられるのだろうか。早いというか、時間をいとおしむようになったからなのか。それとも時間を自分のために使っているという充足感からなのか。

今は自分のため、家族だけのために時間を使っているだけだ。社会活動、消費活動、ボランティア、誰かしらのための活動などしていない。

自分がこの日本に住んでいて、役にたっていることはないだろう。わずかな税金、わずかな消費(食費)だけだ。いてもいなくても大差がない。

自慢ではないが、昔はこんな自分にも好意を寄せてくれる奇特な女性がいた。本当にありがたいことだ。その女性に対して、みずから音信不通にし、関係を一方的にたってしまった。今思うととんでもない身勝手で許される行為ではない。まったくどうにかしていたのだろう。精神的におかしくなっていて、自分で正常な判断力が欠如していたんだろうか。彼女には本当に申し訳ないことをしてしまった。

お互いがバツイチ同士だったこともあり、話のネタが共通していた時でもあったので、関係が深まるのが早かった。その当時はもう二度と離婚を経験したくない一心だったので、彼女が日に日に関係を近づけてくるのを感じ、距離を置くようになってしまった。

人生タラレバはないが、あの時彼女とうまくいっていたら、その後の人生の転機になっていたかもしれない。もう今さら悔やんでも仕方がないことだけど。

でも今が一番心の安穏を感じて日々をおくれている気がする。時間が過ぎるのを早く感じるのは、年のせいばかりだけではないだろう。

人生の転機は受験、仕事、転職、転勤(海外赴任)、結婚、離婚など人によってさまざまだと思うが、結婚だけは大失敗だった。

その大失敗の記憶がまだ体で覚えていたのだろう。彼女との別れについてはそう思うようにしている。

 

「人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する。」  アルマン・サラクルー

てつ