リアルワンマイライフ

50歳の節目にセミリタイヤし、中国での留学生活を送る日々

孤独という病

孤独とは、他の人々との接触、連絡がないことをいい、英語だとsolitiude。

自分が一人であると感じる心理状態を孤独感といい、英語はlonliness。

病は気からというが、孤独だと精神的な面から健康を害すらしい。

そもそも孤独とはなんだろう?

人によって孤独の意味や感じ方は、当たり前だが違う。

人里離れた山奥で一人ぼっちの生活をしていても、孤独とは感じないひともいる。

街歩きしていて喧騒の中にいても、人肌恋しく感じるときには、だれでもいいから話せる人がそばにいたらと思うかもしれない。人込みの中の孤独感というのだろうか。でもそれはいっときのことだ。

人間関係の煩わしさに嫌気がさして、群れから飛び出した身には逆にストレスから解放されたと感じる方が強いだろう。

セミリタイヤを自ら選んだ側にとっては、人間関係の軋轢などからくる圧迫感のほうがよほどストレスだろうと思う。

おそらく孤独に感じる人たちは、定年退職により組織の一員としての役割を終えてしまった退職者たちで、社会から必要とされていない「終わった人」になったことによる虚無感によるものではないだろうか。

ただ、社会的に必要とされていない、だれからも愛されることもない、自分のことをだれもわかってくれないという気持ちが芽生えてしまうと始末におえなくなるだろう。

せっかく、健康のためにタバコは吸わず、お酒も極力控えて、食品添加物をさけて、肥満にならないように運動しても、孤独感から病になってしまってはもともこもない。

孤独がどれほど健康への影響を及ぼすのかはわからない。

 

所詮、人はひとりで生まれてきて(母体はかりるが)、ひとりで死んでいく。

答えなんてない。結局は自分でどのように生きていくかを決めていくしかないと思う。

てつ