リアルワンマイライフ

50歳の節目にセミリタイヤし、中国での留学生活を送る日々

家の中の断捨離

日本滞在が9日を超えたのは、数年ぶりのことだ。家にいる時間も長くなったので、自宅(母親名義)の自分の部屋を整理することにした。

50歳を過ぎたあたりから、自分の身の回りの物や持ち物について考えてみることが多くなった。やはり自分の身辺は自分で整理しておかないと残された人が困る。人生に一区切りつけて、過去の遺物を整理してから、新たなスタートをきってみたいと思うようになった。

部屋の整理をしていて、一年以上、手をつけていなかったものや衣類、本などは簡単に処分できた。やっかいなのは、写真類だ。アルバム帳で10冊くらいある。

とりあえず1冊づつ中身を確認してみることにした。

整理していく中、小学校、中学校、高校と学生時代のものは、つい写真に引き込まれてしまう。あいつどうしているのかな?初恋のS子さんは、結婚して地元に残っているみたいだな。いちいち、一枚の写真をみるたびにそんな感じだ。

これでは整理どころではない。それに捨てるのももったいない感じがしてきた。

写真っていうのは、当たり前だが当時のことを鮮明に振り返えることができるツールだと実感した。

まあ今回の滞在は比較的長くいられるので、時間はある。

この際だから時間をかけて断捨離してみよう。

しかし、思いのほか、写真がこれほどあるとは。

懐かしく感じられるもの、甘酸っぱいもの、気持ちが沈むもの等々。紙焼きの写真なので、もちろん、今のようにデジタルデータではない。

これらの紙焼きの写真類を一枚一枚、スキャンしてデジタルデータで保存するかどうか迷う。何かいい方法はないか。スキャンするにしてもせっかくだから高画質で取り込めるものが欲しい。とりあえず紙焼き写真は整理して、デジタルデータで保存することに決めた。明日ヨドバシカメラへ行って、スキャナーを見てこよう!

 

写真整理以外のものが片付くと、部屋がすっきりして、気分がいい。

掃除することに関しては、エアコンと網戸掃除以外はわりと好きな方だ。なぜか掃除がおわって、きれいに片付いているのをみると気持ちがよくなる。

 

大人の一人暮らしの部屋は、ごちゃごちゃしているのは許せない。かといって、何もない部屋では味気ない。片付けのポイントは気分がよくなるものを残すことだ。

例えば、私はコーヒーを毎朝飲む習慣があり、大好きなので、コーヒーカップなどにはこだわりをもっている。気分によっては紅茶を飲みたいときもある。そのような場合に、ティーカップは専用のものを使っている。

ミニマリストであれば、同じものを使って、用途代用できるものは極力減らす考えだと思う。たしかに部屋もすっきりして、モノに対して余計な注意を向けなくてすみ、他の事に集中できるのだろう。

自分の場合はそこまでストイックな考えはなく、ほどほど中庸でいくことにしたい。

ただ、消費社会に迎合することない。本物を選別していくという考えに近いかもしれない。

本物というか本当に必要なもの、本当に欲しいもの(それがあると気分がよくなるもの)は買ったり、残したりして享受していきたい。

てつ