50歳からの中国留学
50歳からの中国留学
縁があって中国深セン市(シンセン)で仕事をしていました。
深セン市のセンは、日本語表記できない字で、土へんに川です。
以後カタカナ表記します。
その後、会社のリストラにあい、強制リタイヤの道へ。
何社か日系、中国系、香港系の会社からお誘いがありましたが
残り少ない時間を会社組織に拘束されたくない気持ちが芽生え、
会社員には戻らない決意をしました。
日本へ戻るという選択肢もありましたが、やんごとなき事情があり
中国シンセン市に留まることにしました。
やんごとなき事情は追ってアップしていきます。
中国での残留を決めたのはいいのですが、ここで問題があります。
居留許可、VISAをどうするかということです。
中国において日本人がビザなしで滞在できる日数は14日間です。
そこで仕事をせずに、滞在できる方法を考えなくてはいけません。
現在、住んでいるシンセン市は地理的にいうと、中国大陸の南、華南地方にあり
皆さんがご存じの香港の北側上にあります。
面積はイメージでいうと東京都より大きいくらいでしょうか?そこに約1300万人以上ともいわれる人々が住んでいます。
言語は広東省全体は、基本的に広東語を話します。省都である広州市は大部分が広東語です。
同じ広東省でもシンセン市は、漁村から発展し省外から移りすんできた人々の集まりなので、中国人の共通語である普通話を使用しています。というかほとんど普通話で大丈夫です。やはり普通話をしゃべれると生活は断然便利なものとなります。
語学の勉強は生活に直結しているため、持続させることに無理がありません。
もともと何をやっても長続きせず、ひとつのことを極めるという性格ではない私ですが、語学留学の出席だけは続けることができています。これは出席日数が居留許可の判断基準になるからもあるのですが。
もとにもどしますが、中国で居留するためには、滞在許可が必要となります。
もしくは滞在可能日数が切れる直前に香港へ出国するという方法があります。
念のため香港は中国に返還されたため、出国というと語弊がありますね。
制度的に入管手続き上、通常と同じような出入国の手続きをとっています。
私が住んでいるシンセン市は東京都のように区制、羅湖区、福田区、南山区、宝安区、等々に区分されています。
イミグレに近い場所であれば、30分ほどで香港へ出入国可能です。
ただ、もし香港への出入国手続きを忘れて、滞在日数をオーバーしてしまうとペナルティが課せられてしまいます。
そういうわけで私は合法的に住むための許可を得るため、学生ビザを選択することにしました。
普通語は日常生活でも必要だし、何もすることがないため時間もあるし、居留ももらえるしで一石二鳥なんですね。
ただデメリットは、学費でしょうか?
半期で8800元プラス保険費300元の計9100元がかかってしまいます。
日本円で約15万円(2018年12月現在)
通年で約30万円はセミリタイヤが目的の人には痛い出費ですね。
中国での生活がしたい人と語学学習が好きな人向におすすめです。
次回はシンセン大学での語学留学についてアップします。
てつ