リアルワンマイライフ

50歳の節目にセミリタイヤし、中国での留学生活を送る日々

交通手段について

実家は東京中心部から電車で1時間半の田舎にある。

最寄りの駅までの交通手段は公共バスのほかにはない。

 

節約のためバスと自転車、徒歩でなんとかできるかためしたが、日課である図書館への移動がめんどくさくなってきた。

自宅から徒歩だと30分くらいかかる。バスも1時間に2本しかない。

できれば車は維持費が思いのほかかかるので、もちたくはない。

そこで年老いた母親の車を借りることにした。出費はガソリン代だけですむ。

ただ、日ごろ乗っていないのだろうか、メンテナンスなどは率先してできる状況ではないのだろう。オイル交換、エレメント交換が必要かもしれないので、ディラーへ持ち込んでメンテナンスをお願いした。

受付た人によると1時間ほどでおわるらしい。休憩所で雑誌でも読み、コーヒーをいただきながら、待つことにした。

5分すると先ほどの担当者が来て、申し訳なさそうな顔をしている。

何事か思いきやここではメンテナンスできないとのこと。理由を聞くと、「この車のタイヤのサイズに問題があり、弊社の基準では車検に通らないため、メンテナンスを受け付けられません。」と言う。

もう少し詳しい説明をしてほしい旨を告げると、理由を話してくれた。

どうやら標準が13インチのところ、母親の車は15インチのタイヤをはいているということが原因だそうだ。たった数センチ車体からはみでただけで、この自動車メーカーの基準からはずれるらしい。世界を代表する会社なのでかなり厳格な基準とポリシーなのだろう。仕方がないので、この車を購入した中古車販売店へ持ち込みした。

車検が通らない車を売りつけた責任があると思ったからだ。

この中古車販売会社も日本でもトップクラスの規模を誇る会社だ。

担当者は事情を聞くと、車をメンテナンス担当者へつないでくれ、メカニックとおぼしき人があらわれて点検してくれた。

この会社の車検基準だと問題がないとのこと。車検を通してくれるとお墨付きをもらって、ことなきをえた。

この2社の差はなんなんだろう。自動車メーカーの販売ディラーは、自分の販売店で購入したものでないから、利益のないメンテナンスなどしたくなかったのだろうか?

それとも本当に安全基準の問題だったのだろうか?

久しぶりの日本の生活をしていて感じることだが、いちいちめんどくさい。

そんなに過剰スペック、非合理な杓子定規な対応、必要以上のきめ細やかな神経質な応対等々。はたして本格的に帰国後、順応できるか心配になってきた。

今回の件は、氷山の一角で、集合住宅内でのご近所さんとの一連のやりとりで、疲れはててしまったのが本当の原因なのだが、おいおいアップしていきたい。

愚痴ばかりでごめんなさい。

てつ