親の介護問題
セミリタイヤ生活を快適に送っている。
近所に母親が住んでいる。なぜ実家で一緒に住んでいないのか?
それは現在の集合住宅の規則でペットの飼育を禁じられているからだ。
入居時にはペットを飼うことを想定していなかったので、ペット飼育禁止ということを
調べていなかったのだ。ペットを飼うことになってから、気づいたというわけだ。
そのためわざわざ近所のアパートで、ペットと一緒に住んでいる。
経済的には本当に無駄なのだが、自分にとっては四六時中、母親の面倒をみなくていいというメリットもある。
その母親もあと数年たったら、どうなるのだろうか?認知がすすまないといいのだが。
兄弟たちは遠方に住んで自立しているため、身近な自分が母親の面倒をみることを期待されているようだ。
セミリタイヤ生活をはじめた身には、時間はある。兄弟たちは仕事も家庭もある。
日本では仕事をしていないものが、親の介護をするのが当たり前だと思われる。
まさにタイミング的には、今でしょ!
なんという天のおぼしめしなのか!
今まで世話になりっぱなしだったので、子の努めなのでしょう。
今後は親の介護とセミリタイヤ生活というふたつの時間を過ごしていきたい。
世間体的には親の介護のために仕事をやめましたという、介護離職で万人が納得いく説明ができることになった。
そうなのだ。日本に帰国してからというもの、必ず聞かれる質問に苦慮していたのだ。
それが、「今、仕事は何しているんですか?」、帰国後、何の仕事をしているのかということを聞かれるのだ。
通常、見た目が若くみえるのだから、仕事していないほうがおかしいとみられてしまっているようだ。たしかにローカルな場所なので、日中、ひとりで家にいるのは不審がられても仕方がない。
そこでこういう言い訳ができることになった。「実は親の介護のために仕事をやめたんですよ。」と。ほとんどの人が納得してくれたようで、それ以上質問してこない。
まあ実際、セミリタイヤを続けたい自分には、公式発表できる言い訳となった。
日本はこういう世間の目が、いつも光っているように感じる今日この頃です。
こんな自分でも関心をもってもらっているとよい風に考えてみたい。
てつ